桐葉亭を辞した芭蕉は、医者の山本荷兮、米穀商の坪井杜国ら5人の青年実業家俳人と共に芭蕉七部集の第一部「冬の日」の諸歌仙を興行した。その場所は現在のテレビ塔の東北足前辺りで、昭和46年(1976)に俳諧師の控帳を模した碑が建てられた。芭蕉の「こがらしの身は竹斎に似たる哉」を筆頭にした、「冬の日」巻頭の表六句が刻まれている。（愛知県観光ガイドより）
元禄15年(1702)にこの地で生まれた横井也有は26歳にして家督を継いだ後は用人、大番頭、寺社奉行など藩の要職を歴任。宝暦4年(1754)、53歳にして病を理由に隠居した後は前津(現在の中区前津1丁目)の草庵・知雨亭に移り住み、82歳で没するまで、俳文、漢詩、和歌、狂歌、茶道などに親しむ風流人として暮らした。
「絞り」とは、布を糸で括る等して皺をつけてあえて染まらない模様を作る染色技法のひとつ。「名古屋絞り」は、江戸時代初期の名古屋城築城の頃に豊後の人々によって伝えられたと言われている。江戸時代後期の慶應2年(1866)、服部与右衛門がこの地で名古屋絞りの工場を開いたのが発祥の地の由来。明治34年(1901)には名古屋国産絞同業組合が結成されるまで発展した。
「民放第一聲の地」…昭和26年9月1日 午前6時30分 CBCは、この地から我が国、民間放送の第一聲をJOARのコールサインで放送した。この栄光を記念して、昭和50年12月15日 創立記念日に建立。中部日本放送…(プレートより)
日本で初めての角膜コンタクトレンズは、株式会社メニコン創業者である田中恭一によって1951年、ここ「玉水屋」勤務時代の米軍将校夫人との出会いがきっかけで誕生するに至りました。メニコン....説明版より。
昔、このあたりは常世（とこよ）の草香島（くさかじま）と呼ばれ、あちこちから清泉が湧き出ていたところで、後に井となり、元古井の地名の起こりとなったといわれ、その跡が今も神社の境内に残っている。（駒板より抜粋）
「松平氏発跡地（松平氏発祥の地）」...時宗の遊行僧・徳阿弥が諸国を流浪中、東国から三河の大浜、そして松平郷に入り土豪在原信重の婿となり松平親氏を名乗り松平城を本拠としたのが始まり。三代信光の時、後の徳川将軍家となる松平宗家と幕末まで松平郷に住した旗本・交代寄合松平太郎左衛門家に分かれました。松平宗家の九代目が家康です。
天保5年(1834)尾張藩士、神谷義重の三男として名古屋に生まれ、甲州流軍学、西洋砲術を学び幕府の蕃書調所などに務めた。 明治維新後は開成学校教官や明治政府の技官(工部省・農商務省)となった。 この間セメント、炭酸ソーダ、耐火煉瓦の製造などに当たり、日本での化学工業界の先駆者として貢献しました。
勝家は享禄三年（1530）この地に生まれたといわれる。幼名を権六といい、小田信長の重臣で、勇猛な武将であった。主君の命で近江長光寺城を守っていたとき、佐々木承禎に城を攻められ、籠城に備えた飲料用の「水がめ」を割り、士気を鼓舞して大勝を得た「かめ割り柴田」の逸話は、人々によく知られているところである。・・・（駒札より抜粋）
